NPO法人 辻堂の民

辻堂駅開設100周年イベント

平成28年(2016年)11月26日(土)と27日(日)に開催しました。

 

辻堂駅開設100周年記念誌

 この一冊で「辻堂がわかる」 

図書館・図書室でご覧ください。 


 地元住民の資金提供などで造られた辻堂駅は、平成28年12月1日で開設100年を迎えました。

 先人達の想いを胸に、偉業を後世に伝えるため記念事業を実施しました。

 多くの皆さまのご賛同とご支援に感謝いたします。

辻堂駅開設100周年記念事業
収入支出最終決算書(平成26~29年度)
    最終決算H29.10.31確定
(収入の部)   (単位:円)
区 分 区分合計 主な内容
寄付金協賛金 15,145,000 寄付金および協賛金収納分
行政等支援金 4,540,000 藤沢市補助金、茅ヶ崎市支出金、NPO辻堂の民負担金、商工会議所助成金
参加会費等 3,205,500 イベント広場出店料、祝儀等収入、式典参加会費等
雑収入 466,921 記念品売上、写真申込、預金利子等
収入合計 23,357,421  
(支出の部)   (単位:円)
区 分 区分合計 主な内容
100周年カウントダウン事業 297,790 出演者謝礼、舞台演出、雑費
実行委員会本部経費 2,900,364 郵送料、扇子、手拭い、スタッフジャンパー、資料コピー代等
タイムカプセル設置事業費 5,097,816 タイムカプセル製作、挿入用郷土歴史資料等
JR・辻堂駅関係事業費 3,663,002 辻堂駅発車メロディー作製委託費、北秋田市浜辺の歌交流費等
記念式典祝賀会事業費 2,010,290 式典しおり、記念品作製代、祝賀会料理飲物等
広報関係経費 2,165,533 周知チラシ印刷、ステージ機材、出演謝礼等
安全対策関係費 3,967,502 警備費等沿道対策、案内看板、ごみ処理費等
イベント広場開催事業費 2,340,455 会場設営レンタル、ミニSL運行、ごみ処分費等
祝賀パレード実施事業費 264,669 パレード参加記念品、スタッフ賄い等
神輿渡御山車巡行事業費 650,000 神輿・山車参加謝礼等
支出合計 23,357,421  

最終、収入収支同額の23,357,421円で、辻堂駅開設100周年事業実行委員会の会計を清算いたしました。

たくさんのご支援ご協力をありがとうございました。

辻堂駅開設100周年事業実行委員会 委員長山田榮


【 辻堂駅開設100周年の記念事業一覧】

 

①辻堂駅の発車ベルを「浜辺の歌」にする活動

100年カウントダウンの実施

③祝賀パレードの実施

④デジタルサイネージの設置

⑤祝賀まつり広場の開催

⑥山車の巡行と神輿の渡御

⑦タイムカプセルの設置

100周年記念式典・祝賀会の実施

100周年記念事業の広報活動

100周年記念誌の発行 


100年前の辻堂駅が開設した当時の駅舎

 

大きな屋根と煙突が印象的です。

大正5年に建設されて、12年の関東大震災で倒壊しました。

辻堂駅の歴史へ

【辻堂駅開設に至る経緯】
 日本初の鉄道が、明治5年(1872年)に新橋・横浜間が開通し、明治20年には国府津まで延伸したことにより藤沢停車場が開設されました。茅ヶ崎停車場が明治31年に開業すると、湘南地域で生産される野菜や魚介類は東京方面へ盛んに出荷されるようになり、産物を藤沢駅や茅ヶ崎駅まで運ぶことが不便であったことから辻堂でも駅の必要性が提起される様になりました。
 一方、明治39年頃には海軍砲術学校辻堂演習場の訓練が本格化し軍事物資の輸送が急務となったことや、地域の開発と発展には駅の設置が不可欠であることから、明治末に駅設置促進の動きが強くなり大正2年に地元の有志が発起人となって「辻堂停車場期成同盟会」が設置されました。
 地元住民による要望活動の結果、駅敷地2,500坪の無償提供と、付帯費用の負担が条件となる示達があり、住民の寄付等により大正5年12月1日に辻堂停車場が開設されました。
 現在、開設当時の苦労を偲ばせる記念碑が駅南派出所の横に設置されており、開設祝賀と功労者を讃えるため、概ね10年ごとに記念行事を実施して現在に至っています。